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慶應義塾大学メディアコム研究生制作のドキュメンタリーが東京ビデオフェスティバル2024で入賞

老若男女の市民の映像作家たちが競い合う東京ビデオフェスティバル(TVF)で慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所の授業で学生が制作したドキュメンタリーが入賞しました。
東京ビデオフェスティバルは特定営利活動(NPO)法人「市民がつくるTVF」が主催する「市民による市民がつくる映像祭」として知られ、今回で15回目。国内と海外から10代から90代までの市民映像作家が合計98の作品を応募しました。
審査の結果、34作品が入賞作品に選ばれる中、メディアコムの研究生4人が授業で制作したドキュメンタリー「未来の子ども部屋 ~多様な性が紡ぐ家族のかたち~」にTVFアワードが贈られました。

(「未来の子ども部屋~多様な性が紡ぐ多様な家族のかたち~」の画像)

性的マイノリティーとして一緒に暮らす女性カップル(みのりさん、咲希さん)の生活を中心に、男性同士のカップルなどを幅広く取材してLGBTQへの理解がなかなか進まない日本社会で当事者たちがめざす多様な家族のかたちを映像にしました。同作品は女性カップルが未来の子どものために用意している“子ども部屋”を象徴的な希望として描き、同性同士が子どもを持つにも多様な方法が模索されている現状を粘り強い取材でドキュメンタリーにしています。

制作にかかわったのはメディアコムで研究生として学ぶ鈴木倫子さん(文学部3年)、会津万葉子さん(文学部3年)、中島優里さん(法学部政治学科4年)、野尻茉央さん(文学部3年)の4人です。2023年度春学期メディアコムの開講授業「映像コンテンツ制作Ⅰ」で完成しました。
2024年3月末に行われた表彰式では取材や構成、映像編集で中心的な役割を果たした会津さんと鈴木さんがトークセッションに参加。審査員から賞状を受け取りました。

(TVF2024のトークセッションで話す会津万葉子さん、右隣の鈴木倫子さん)

トークセッションでは審査員から「性の多様性をめぐっては当事者ではない人間から見ると少し距離があって理解しにくいところがある。この作品は様々なカップルを取材し最終的には『家族のかたち』に焦点を当てて『(当事者は)家族になりたいのだ』というテーマを浮かび上がらせてタイトルに落とし込んだ着眼点」が高く評価されていました。
鈴木さんや会津さんは毎年春に東京・代々木公園で開催されるLGBTQの祭典・東京レインボープライドに昨年参加して当事者が直面する問題を初めて知ったことを明かしました。映像作品では必ずしも同性婚を押し進めようとしているわけではなく、法律上では現在、「結婚」ができない日本の状況で法律や血縁にとらわれない“家族”をつくろうとする人々の姿を通して“新たな視点の家族像”を示そうと考えたと、ドキュメンタリーの取材を通しての学びについて語っていました。

(向かって左側が鈴木倫子さん、右側が会津万葉子さん)

2人の受賞の弁です。
(会津万葉子さん)
「この度はありがとうございます。授賞式では高校生から90代の方まで幅広い年代の受賞者の方のお話を聞くことができて、とても刺激的でした。今回選んでいただけたことを糧に、これからも真摯に制作に取り組んでまいります」

(鈴木倫子さん)
「この度は数ある作品の中から私たちの作品を選んで頂きありがとうございました。授賞式で行われたセッションでは、私たちと同じように映像制作に取り組んでいる方々と意見交換をすることが出来てとても有意義な時間でした。審査員の方々や他の受賞者の方々から頂いたアドバイスや他の方々の作品を参考にしながら、今後も精進してまいります」

「未来の子ども部屋 ~多様な性が紡ぐ家族のかたち~」はFFC学生ドキュメント映画祭でも準グランプリを受賞しています。
「未来の子ども部屋〜多様な性が紡ぐ家族のかたち〜」は以下で視聴可能です。
https://www.youtube.com/watch?v=gxnTh3oEQvk

※文中に記載の学年は2024年4月現在

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鈴木秀美教授がドイツ連邦共和国功労勲章を受勲

この度、ドイツ連邦共和国より、メディア・コミュニケーション研究所副所長の鈴木秀美教授に「ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章」が授与されました。2024年4月5日、東京のドイツ大使館において、同勲章が伝達されました。

鈴木教授の専門は、憲法、比較憲法、メディア法です。今回の受勲は、鈴木教授によるドイツと日本の法学の研究・教育分野における交流、さらには、司法の交流への貢献が高く評価されたことによるものです。

鈴木教授は、大学院生として留学して以来、ドイツとの学術交流を続けており、2013年4月からは、「ドイツ憲法判例研究会」の代表として、日本の研究者らによるドイツ憲法判例の研究に加えて、ドイツの研究者との共同研究「日独憲法対話」をリードしてきました。鈴木教授は、2018年、日本人として初めて、ドイツ国法学者協会(ドイツ語圏の憲法学者・行政法学者の学会)の正会員に登録されました。

2019年9月、慶應義塾大学で開催された「日独憲法対話」のためにドイツから来日した教授2名の講演会(令和元年度外国司法専門研究会)が司法研修所で行われ、2021年11月には、ドイツ連邦憲法裁判所フォスクーレ元長官のオンライン講演会(令和3年度外国司法専門研究会)が司法研修所主催で行われました。これら2つの講演会は、鈴木教授の協力により実現しました。鈴木教授は、今年9月、第5回「日独憲法対話」を日本で開催する予定です。

◆正式勲章名
日本語名:ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章
(ドイツ語名:das Verdienstkreuz am Bande des Verdienstordens der Bundesrepublik Deutschland)

ドイツ連邦共和国功労勲章を受勲した鈴木秀美教授(ドイツ大使館庭園にて)

毎日新聞「ひと」欄で鈴木秀美教授の記事が掲載されました!
https://mainichi.jp/articles/20240409/ddm/012/070/026000c

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【三田メディアコム】(春)金2限「フジテレビ・Netflix寄附講座 コンテンツビジネスの現状と将来」の履修希望者へ

~~本科目は履修登録受付をうちきり、履修の許可・不許可を発表済みです~~

メディア・コミュニケーション研究所設置科目2024年度春学期 金2限「フジテレビ・Netflix寄附講座 コンテンツビジネスの現状と将来」では「なぜこの授業を受けたいか」についての文書(500字程度)を提出してもらったうえで、履修者を選考します。本科目の履修希望者は、かならず一次申告期間にて履修登録をしたうえで、「なぜこの授業を受けたいか」を以下のフォームより入力して送信してください。将来、コンテンツビジネス業界に進むことを考えているやる気のある人の履修をお待ちしています。

◆授業科目
2024年度春学期
金2限「フジテレビ・Netflix寄附講座 コンテンツビジネスの現状と将来」
登録番号「17435」

◆定員 80名程度

◆「なぜこの授業を受けたいか」提出期間※終了しました※
4月3日(水)12:30~ 4月5日(金)16:00※終了しました※

◆「なぜこの授業を受けたいか」提出フォーム(要keio.jp認証)
https://forms.gle/sKVkYbRvydTfj6P99

*送信後、回答のコピーが自身のkeio.jpアドレス宛に届いていることを確認してください。
*送信後に、再度、回答内容を編集することはできませんので注意してください。

◆選抜結果の発表方法
4月6日(土)18:00 に履修申告画面にて発表、または、二次申告期間中にメール通知

◆注意
・履修希望者は、履修申告(一次)期間に履修登録をし、二次申告期間中に各自かならず選抜結果を確認してください。

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慶應義塾大学メディアコム研究生制作のドキュメンタリーに審査員特別賞

慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所(略称:メディアコム)の研究生3人が授業で制作したドキュメンタリーが経済産業省 令和5年度「福島12市町村 学生アート制作プロジェクト」の一環である「福島12市町村学生映像制作コンテスト 今と未来」で審査員特別賞を受賞しました。このコンテストは東日本大震災で避難指示等の対象となった福島県12市町村からなる浜通り地域をテーマに、福島県12市町村以外の学生が実際に地域を訪れて、ニュースで見ていた情報ではなく、実際に自分の目で見て聞いて感じた情報をもとに制作された映像作品を選考するものです。2月10日に行われた最終選考では、ドラマやドキュメンタリーなどジャンルが違うファイナリスト4作品の中から最終的な賞が決まり、研究生3人のドキュメンタリー作品「あるけあるけ 浪江町、未来への歩み」には審査員特別賞と賞金10万円が贈られました。




(「あるけあるけ 浪江町、未来への歩み」から)

この作品は2011年の東日本大震災と原発事故の後で浪江町から去って現在は別の自治体に暮らしながらで年に一度戻ってくる人や事故後に浪江町に移住してきた人など浪江町にかかわる様々な人生を描いた作品です。新しい年を迎えた初日の出を浪江にかかわる人たちが浜辺まで歩いて見つめる「あるけあるけ初日詣大会」という恒例のイベント。それをクライマックスにして交錯する様々な「思い」が浮かび上がる構成にしています。審査員から「あるけあるけ初日詣大会を通して『今と未来』を映像にすることで、飽きのこない見やすい作品になっていた。元々浪江にいた人だけではなく、震災後に移住してきた人も取材しているのがよかった」と高く評価されたことが受賞の理由になりました。

制作にかかわったのはメディアコムで研究生として学んでいる鈴木倫子さん(文学部2年)、会津万葉子さん(文学部2年)、新村健一さん(文学部2年)の3人です。2023年度秋学期のメディアコム開講授業「映像コンテンツ制作II」のドキュメンタリー制作のために年末年始を福島県の富岡町などに滞在し、集中的に取材。年明けに映像を編集して完成させました。撮影は3人全員が担当し、作品を仕上げる段階では構成とナレーションを会津さんが主に担当し、映像編集を主に鈴木さん、新村さんが両方を補佐する役割を担いました。

学生たちの受賞の弁です。
「この度はこのような賞をいただき大変光栄に思っております。取材や撮影に協力してくださった全ての方に感謝申し上げます。この作品を通して、ご覧になった方たちが福島県浜通り地域に興味を持っていただけると幸いです」(新村健一)

「いまだ震災の爪痕が残る町で、支え合いながら力強く生きる人たちの姿を目の当たりにしました。思うように進まないこともありましたが、様々な偶然が重なり、浪江町の方々のあたたかさに救われ、こうして一つの作品を作ることが出来ました。制作に協力してくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました」(会津万葉子)

「初めての1週間を超えるロケで、分からないことや上手くいかないことも沢山ありましたが、この作品制作を通して多くの学びを得ることが出来ました。また、最終的に納得する形で1つの作品を作り上げられたことは、浪江町の町民の皆様、ご指導下さった方々を初めとする全ての関係者の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます」(鈴木倫子)

賞金パネルを持つ受賞者の3人
(向かって左から会津万葉子さん、鈴木倫子さん、新村健一さん)

※文中に記載の学年は2024年2月現在

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慶應義塾大学メディアコム研究生制作のドキュメンタリーに準グランプリ

慶應義塾大学メディア·コミュニケーション研究所(略称:メディアコム)の研究生4人が授業で制作したドキュメンタリーがFFC学生ドキュメント映画祭で準グランプリを受賞しました。この映画祭はテレビ各局に報道の映像編集者を送り出している株式会社フリーフォームカンパニーが大学生や高校生を対象に実施しているコンクールで3回目になります。今回は審査の結果、グランプリ作品に該当作品なしということで準グランプリが受賞者の中の最高賞になりました。
受賞したのは「未来の子ども部屋 ~多様な性が紡ぐ家族のかたち~」という作品です。

(「未来の子ども部屋~多様な性が紡ぐ多様な家族のかたち~」の画像)

性的マイノリティーとして一緒に暮らす女性カップル(みのりさん、咲希さん)の生活を中心に、男性同士のカップルなどを幅広く取材してLGBTQへの理解がなかなか進まない日本社会で当事者たちがめざす多様な家族のかたちを映像にしました。同作品は女性カップルが未来の子どものために用意している“子ども部屋”を象徴的な希望として描き、同性同士が子どもを持つにも多様な方法が模索されている現状を粘り強い取材でドキュメンタリーにしています。

審査員からは「完成度が一番高かったです」「凄まじい取材力です」「咲希さん・みのりさんのカップルを主軸にし、まさに多様な家族の形が描かれており、見ごたえがありました」「取材力と構成力が優れている」「取材力が素晴らしかったです。このままテレビでOA出来るのではないかというぐらいの出来栄えでした」などと評価する声が集まりました。

制作にかかわったのはメディアコムで研究生として学んでいる鈴木倫子さん(文学部2年)、会津万葉子さん(文学部2年)、中島優里さん(法学部政治学科3年)、野尻茉央さん(文学部3年)の4人です。2023年度春学期のメディアコム開講授業「映像コンテンツ制作I」で3か月ほどで完成させました。
取材や構成、映像編集の中心的な役割を果たした会津さんと鈴木さんは受賞の喜びを以下のように語っています。

(会津万葉子さん)
「家族とは何か、家族を家族たらしめているものとは何か、考え続けた3ヶ月でした。慎重さを必要とするテーマのなかで必死に考えた構成をこのように評価していただけて嬉しく思います。みのりさんと咲希さんをはじめ、初めてのドキュメンタリー制作で右も左も分からない中協力してくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました」

(鈴木倫子さん)
「普段なかなか触れる機会のないデリケートなテーマを扱った作品ということで、最初は多くの困難がありましたが、こうして賞を頂けたのはご協力下さった皆様のおかげです。また、撮影を進める中で、自分の中にあった偏見やステレオタイプに気付かされることもありました。この作品を見る方々に、私たちのように何らかの意識の変化をもたらすことが出来れば幸いです」

今回受賞した「未来の子ども部屋~多様な性が紡ぐ多様な家族のかたち~」は、3月30日に表彰式が行われる「東京ビデオフェスティバル2024」でも「TVF2024アワード」の受賞が決まっています。
準グランプリ作品などが視聴できるFFC学生ドキュメント映画祭のリンクはこちら

(向かって左側が鈴木倫子さん、向かって右側が会津万葉子さん)

※文中に記載の学年は2024年2月現在

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【開催案内】Arthur A. Raney教授講演会→終了しました

~~以下の講演会は終了しました~~

世界的に著名なメディア心理学者 Arthur A. Raney教授をお招きし、講演会を開催します。
関心のある方のご参加をお待ちしております。

日時: 2024年1月16日(火)14:45~16:15(開場14:30)*事前予約不要
会場: 三田キャンパス 東館ホール
講演者: Arthur A. Raney教授(State University of New York at Buffalo)
演題: Exploring Awe as a Response to Media Entertainment
対象: 塾生、慶應義塾の教職員
使用言語: 英語
共催: 慶應義塾大学大学院社会学研究科・慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所

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所長挨拶を更新しました

所長挨拶を更新しました
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メディアコム修了生の永井紗耶子さんが直木賞を受賞しました!

メディアコム修了生の永井紗耶子さん(2000年文学部卒)が「木挽町のあだ討ち」で第169回直木賞を受賞しました。おめでとうございます!

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【終了しました】学生向けイベント「これからのジャーナリズムを考えよう」

日本経済新聞社と米コロンビア大ジャーナリズム大学院、上智大メディア・ジャーナリズム研究所は、学生応援プロジェクト「これからのジャーナリズムを考えよう」を開催します。
「対話型の人工知能(AI)「ChatGPT」(チャットGPT)に代表される生成AIの登場に、メディアはどう対処していけば良いのか」をテーマとするシンポジウムで、慶應メディアコムはこのシンポジウムに協力しています。
興味のある方はぜひご参加ください。

◆概要
【日時】2023年6月3日(土)13:00~17:00(日本時間)※開催終了

【会場】上智大学四谷キャンパス6号館ソフィアタワー1階101大教室
※オンライン配信とのハイブリッド開催
※来場ご希望の応募者が多数の場合は抽選となります

【料金】無料

【主催】日本経済新聞社、米コロンビア大学ジャーナリズム大学院、上智大学メディア・ジャーナリズム研究所

【協力】早稲田大学ジャーナリズム大学院、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所

詳細・申込はこちらから

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メディアコム早わかり資料を掲載しました

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