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慶應義塾大学メディアコム研究生制作のドキュメンタリーに準グランプリ

2024-02-22 

慶應義塾大学メディア·コミュニケーション研究所(略称:メディアコム)の研究生4人が授業で制作したドキュメンタリーがFFC学生ドキュメント映画祭で準グランプリを受賞しました。この映画祭はテレビ各局に報道の映像編集者を送り出している株式会社フリーフォームカンパニーが大学生や高校生を対象に実施しているコンクールで3回目になります。今回は審査の結果、グランプリ作品に該当作品なしということで準グランプリが受賞者の中の最高賞になりました。
受賞したのは「未来の子ども部屋 ~多様な性が紡ぐ家族のかたち~」という作品です。

(「未来の子ども部屋~多様な性が紡ぐ多様な家族のかたち~」の画像)

性的マイノリティーとして一緒に暮らす女性カップル(みのりさん、咲希さん)の生活を中心に、男性同士のカップルなどを幅広く取材してLGBTQへの理解がなかなか進まない日本社会で当事者たちがめざす多様な家族のかたちを映像にしました。同作品は女性カップルが未来の子どものために用意している“子ども部屋”を象徴的な希望として描き、同性同士が子どもを持つにも多様な方法が模索されている現状を粘り強い取材でドキュメンタリーにしています。

審査員からは「完成度が一番高かったです」「凄まじい取材力です」「咲希さん・みのりさんのカップルを主軸にし、まさに多様な家族の形が描かれており、見ごたえがありました」「取材力と構成力が優れている」「取材力が素晴らしかったです。このままテレビでOA出来るのではないかというぐらいの出来栄えでした」などと評価する声が集まりました。

制作にかかわったのはメディアコムで研究生として学んでいる鈴木倫子さん(文学部2年)、会津万葉子さん(文学部2年)、中島優里さん(法学部政治学科3年)、野尻茉央さん(文学部3年)の4人です。2023年度春学期のメディアコム開講授業「映像コンテンツ制作I」で3か月ほどで完成させました。
取材や構成、映像編集の中心的な役割を果たした会津さんと鈴木さんは受賞の喜びを以下のように語っています。

(会津万葉子さん)
「家族とは何か、家族を家族たらしめているものとは何か、考え続けた3ヶ月でした。慎重さを必要とするテーマのなかで必死に考えた構成をこのように評価していただけて嬉しく思います。みのりさんと咲希さんをはじめ、初めてのドキュメンタリー制作で右も左も分からない中協力してくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました」

(鈴木倫子さん)
「普段なかなか触れる機会のないデリケートなテーマを扱った作品ということで、最初は多くの困難がありましたが、こうして賞を頂けたのはご協力下さった皆様のおかげです。また、撮影を進める中で、自分の中にあった偏見やステレオタイプに気付かされることもありました。この作品を見る方々に、私たちのように何らかの意識の変化をもたらすことが出来れば幸いです」

今回受賞した「未来の子ども部屋~多様な性が紡ぐ多様な家族のかたち~」は、3月30日に表彰式が行われる「東京ビデオフェスティバル2024」でも「TVF2024アワード」の受賞が決まっています。
準グランプリ作品などが視聴できるFFC学生ドキュメント映画祭のリンクはこちら

(向かって左側が鈴木倫子さん、向かって右側が会津万葉子さん)

※文中に記載の学年は2024年2月現在

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