2022年度メディア・コミュニケーション研究所 研究発表会

現代社会と報道倫理

基本情報

ゼミ:津田正太郎ゼミ
氏名:石田裕大(文学部3年)、岸本真歩(法学部政治学科2年)、義経日桜莉(文学部2年)

研究発表

インターネット時代において、従来の報道倫理は厳しく問われるようになった。ジャーナリストらが行ってきた報道の在り方、プロセスは可視化され、社会の中に投げ込まれた。その結果、ジャーナリスト間で共有されていた感覚と一般世間との感覚のズレが顕著に表面化し、ジャーナリストらの取材手法や報道が強い批判をうけた。それは時に「マスゴミ」と揶揄される声にも表れた。昨今は取材対象者の人権、なかでも特にプライバシーの権利が強く意識され、例えば取材対象を執拗に追いかける取材方法や、実名報道といった問題が叫ばれる。本グループは、規範としてのジャーナリズムではなく、ジャーナリズムと社会の関わりについて考察していく。「ネット時代における被害者実名報道とマスメディア批判の関連性」、「自殺報道の在り方と社会の受け止め方」、「ジャーナリストの建造物侵入罪から見る「取材の自由」の考察」の3つの視点から研究を行い、現代社会とジャーナリズムの関わりについて論じた。

所属ゼミ紹介

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