メディアコムとメッセージ@pen

1946年10月、日本の敗戦から1年余り、三田・綱町にあった旧徳川邸に慶應義塾大学新聞研究室(現・メディア・コミュニケーション研究所)が誕生した。 新聞研究室は、アメリカ占領軍の指令で各大学に設けられ、ジャーナリストの養成を目指した。その実習として、慶應義塾では「慶應義塾大学新聞」の発行を始めた。当時の研究生たちは、敗戦後まもない日本の激動の時、朝鮮戦争や、いわゆる血のメーデー事件などを追って記事を書いた。 そして、1950年3月、最初の研究生が社会に巣立った。綱町三田会の誕生だった。 慶應義塾大学の創始者、福澤諭吉が新聞「時事新報」を創刊したことはよく知られている。今は、休刊という位置付けだが、今もって復刊という動きはない。
メッセージ@pen

そこで、綱町三田会では、慶應ジャーナリズムの一環として、メディアコム(メディア・コミュニケーション研究所)を卒業したジャーナリストらで、ともかく月刊電子版ジャーナル誌「メッセージ@pen」を発行しようということになった。創刊は、2011年1月号からで今日に至っている。テーマは自由とし、執筆者は、今や慶應義塾内外のジャーナリスト、大学研究者らに広がっている。

さて、今回はメディアコムのご協力を得てメディア・コミュニケーション研究所のホームページに「メッセージ@pen」のリンクをはっていただけることになった。より広く、より多くの方に記事を読んでいただき、ご意見・ご批判もいただくこととしたい。ご理解・ご協力をお願い申し上げます。

2024年10月 綱町三田会代表幹事 瀬下英雄